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【 人財育成 】「学歴があるのに応用が利かない」の真因

「学歴があるのに応用が利かない」

「資格を持っているのに全然仕事が出来ない」

「TOEICの点数は高いけど全然英語が使えない」

このような言葉、少なからず耳にしたことがあると思います。

誰もが知っているような有名大学や国公立大学を卒業しているのに、実際に仕事をしたり打合せをすると、全然見当違いな行動や発言、考え方をしてしまうというケース。

実はこのような場面に出会うことが、年々増えてきているなということを肌で感じます。

これは昔からいうところの「今どきの若い者は」というものではなく、テストや受験で点数を取る事に特化した勉強をしている場合、このような「学校のテストではいい点数を取っていたけど、分析や考察は全然出来ない」という状況が多々見られます。

例えば、過去にこんな事例がありました。

新商品開発のアンケートを集計して考察を加えるという仕事を依頼された方がいました。

アンケートの集計結果は次の通り。(実際の数字とは変えてあります)

【問1】同じ値段なら新商品の方が美味しいと答えた人
・・・10人(30人中10人=33.3%)

【問2】同じ値段なら現商品の方が美味しい答えた人
・・・20人(30人中20人=66.7%)

【問3】新商品の方が20%料金が高ても新商品を買うと答えた人
・・・7人(30人中7人=23.3%%)

※アンケート回答数30人

このアンケートを集計したこの方は、アンケート集計報告書の考察として次のような既述をされました。

 

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●考察

① 現商品の支持率が約67.7%と高い

② 1割の方は美味しさよりも安さを選ぶ

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この方から提出された上記の集計結果と考察を見た上司は、「こんなのは考察ではない!」と一蹴しました。

しかし、言われた本人は何が間違っているのかが全く分からなかったそうです。

 

【 人財育成 】高学歴だけど応用が利かない人

 

何故上司に指摘をされているかが全く分からないその方に、上司は次のように伝えました。

「考察というのは、集計結果を元に様々な角度から分析をし、その分析結果を元に君が何を『考え』たのか? なぜその結果になったのかを『察する』ことが『考察』だ。

しかし、キミが提出した考察は分析した結果だけが書かれていだけで、考察は一切書かれて(行われて)いない。

さらには、その分析結果自体も間違っている。

報告書として全く意味をなさないので再度報告書を作り直しなさい」

しかし、上司からのこの言葉を聞いても、まだ何が間違っているのかが分からないため、上司はさらに解説をしました。

 

【考察①の問題点】
現商品の支持率が、味の好みによる集計結果 or 値段を含めたうえでの集計結果なのが記述されていないため、アンケートの集計数字を見ていない人にとっては捉え違いをしてしまう可能性がある。

【考察②の問題点】
「美味しさよりも安さを選ぶ」場合、対象となる分母数は【問1】の“同じ値段なら新商品の方が美味しい”と答えた人である10人となる。その10人の中で、高くなるなら現商品を買うと答えた人が10人-7人の3人。つまり、「美味しさよりも安さを選ぶ人」は、10人中3人となり、3÷10=30%となる。しかし、キミは単純に3人をアンケート全数の30人で割り算をしたため、キミの分析結果は10%となった。分析結果が3倍も違ったら、現実の購買行動には非常に大きな乖離ができてしまう。

 

現実の仕事に照らし合わせれば、上記のような間違いはそうそう起きません。

しかし、受験やテストでいい点数を取るための勉強をしてきた方は、様々な学びを現実の出来事と照らし合わせずに、単純に「問い」と「答」をセットにして丸暗記をしているため、「計算自体はできるけれど、計算の元となる数字の選択」を正しく行うことが出来ません。

また、「問い」と「答」をセットにして丸暗記する勉強法に偏ると、このような応用が利かなくなります。

例えば、揚げ物を販売するお店に配属された高学歴の方で、過去に次のような実例がありました。

・食用油を高温に加熱すると酸化する

・繰り返し使用することでも油は酸化が進む

・開封して空気に触れている時間が長くなることでも酸化が進む

・酸化が進むと油の一部が有害物質に変わっていく

このような揚げ物油の特徴を教えられたその方は、これら一つ一つのことはすぐに覚えました。

しかし、現実の仕事を任された時、高温で揚げ続けた油を取り換えずに数日間そのまま使い続けたていたのです。

当然、管理責任者は彼を呼び出し、「なぜそのようなことをしているのだ!?」と問いかけたところ、逆に彼は「なぜいけないのですか?」と返してきたそうです。

そう、受験勉強で鍛えてきたこともあり、彼は知識を増やすことは得意です。

しかし、パターンに沿った丸暗記を重点的に行ってきたため、実際にその知識がどのようなことに繋がっているのかが彼の中では繋がっていなかったのです。

つまり、上記の説明から「揚げ物油を使い続けると身体に有毒なんだな」ということが、彼の中では結びついていなかったのですね。

でも、そんな彼に対して「揚げ物油を使い続けると身体に有毒だ」ということを教えても、彼は油以外のことにこの学びがつながりません。

つまり、教えても教えてもその物事だけの出来事で完結してしまう為、全ての物事をマニュアルにして教えない限り、彼は自分一人でで考えて行動するということが出来ず、本人も周りの人も非常に苦労をしていました。

このように、「テストではいい点数を取れるけど現実の仕事が・・・」「難しい資格を取得しているのに応用が利かない」という場合には、「現実の物事と絡めて考える」という経験が圧倒的に少ないため、通常の指導法だけでは応用が利くようにならないという現実があります。

そして、学校教育の中でも効率化・・・つまり、「いかにテストでいい点数化を取るか?」という指導法で育てられた子供たちが増えている現在、これからさらにこのようなケースは増えていきます。

この問題を解決するためには、仕事のやり方だけではなく「考え方の基礎筋力」自体を鍛えてあげることが必須です。

つまり、基礎体力がなければどんなスポーツも十分出来ないように、「考え方の基礎筋力」を鍛えないと、仕事の中での応用はもちろん、お客様や仕事相手を察する行動は絶対に取れません。

そんな「考え方の基礎筋力」を高めていくという役割が、今の会社には求められているのが現実ですね!

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「考え方の基礎筋力」と気質には、実は大きな関係があります。
「四つの気質」をベースにした指導法を学ぶことで、「応用が利かない人」への対策を取れるようになります!

次回の体験講座は2016年2月6日(土)10:00~12:00です。

詳細はコチラをクリックしてご覧ください。

四つの気質セミナー

 

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