【 人財育成 】ワインとチーズと人育ての共通点③
ワインとチーズの味わいや風味を決めるもの
(前回からの続き)・・・「ワインとチーズと人育ての共通点③」
ワインもチーズも人育ても、熟成をさせるには長い年月が必要であり、いい熟成をさせるためには良い環境が必要です。
では、長い時間をかけて良い環境で熟成をさせるとしたとき、味わいや風味、方向性を決定づける一番の要因はなんでしょう?
それは、「どのようなワイン、チーズ、人になって欲しいか?」という育てる人の想いに他なりません。
ワインもチーズも、作り手の想いによって全く別物になります。
深い味わいのワインやチーズを好む作り手もいれば、華やかな香りや鮮やかさを好む作り手もいます。
その味わいや風味がどのようなものだったとしても、作り手がこだわりと信念を持って育てるからこそ、やがて作り手にふさわしいワインやチーズへと熟成されていきます。
高校野球、高校サッカーの監督
人もまた、育てる人の「どのような人に育ってほしいか?」という想いによって、成長の仕方や方向性が大きく変わってきます。
ただ単に、「早く戦力になって欲しい」と思うのと、「お客様にも仲間にも尊敬されるような、魅力あふれる人になって欲しい」という想いでは、全く関わり方も育て方も変わってきますよね。
分かりやすい例で言うと、高校野球や高校サッカーにおける監督の存在。
純粋に勝利だけを目的に育成をする監督と、子供たちの将来までを見据えて育成をする監督では、子供たちの成長には当然違いが出てきます。
何より、高校を卒業してからの長い人生における価値観は、育成者の育て方によって非常に大きな違いが生まれます。
あなたにとっての部下や後輩の皆さん、そしてスタッフの皆様に対して、あなたやあなたの会社は「どのような人」に育ってほしいと願っているでしょうか。
ただ単に売り上げや利益に貢献出来る人を育てようとしているのか?
それとも、もっと別のことにも目を向けているのでしょうか?
その願いが、確実に「育て側の関わり方、在り方」に繋がっていきます。
人材になるのか、人財になるのか、それとも人罪になるのか、それは作り手(育てる人)にかかっています。
「人を育てる人」というのは、そのぐらい重要な使命を持っているということを、決して忘れてはいけませんね。
・・・ワインと人育ての共通点④へつづく
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