【 人財育成 】役職に就きたくない理由③
役職者に対する負のイメージ
経営者や幹部の人たちにとって非常に残念なことに、今、「役職に就きたくない」と思っている人の割合は年々高まっています。
その最たる理由が、「大変そうだから」というものです。
「役職に就きたくない」と思っている人にその理由を尋ねてみると、
「退社する時間が遅い」
「机の上で書類が山積みになっている」
「自分の仕事+人の面倒まで見ないといけない」
など、その理由は多岐にわたります。
しかし、これらの理由は殆ど後付けで、一番影響を与えているのが、役職者からにじみ出る「大変だオーラ」というヒアリング結果が出ました。
部下やチームメンバーからみて、上司や役職者がいつも大変そうにしている。
自分にはそんな大変なことは務まらない、もしくは大変な目に遭いたくないと思っている人は非常に多くいます。
役職者自身も魅力を感じていない
ただでさえそのように感じている人が多い中、場合によっては役職者自身が、
「俺だって大変なんだ」
「責任を取るのは俺なんだ」
「お前らはまだいいよな」
という不満の言葉を発しているケースも少なくありません。
もしも上司や役職者がそのような言葉を口にしていたら、役職者になること自体に魅力を感じなくなるのは当然ですよね。
ちなみに、部下やスタッフさんに「実際そうなのか?」と尋ねても、その様には答えないかもしれません。
でも、「外部の立場」からリアルに耳を傾けると、このようなリアルな声として数多く聞いてきました。
もちろん、役職に就くことは楽なことではありません。
だからといって「大変だ」と口にしてしまっては、後に付いてくる人たちには魅力的に映りませんよね。
とは言え、その様な言葉を口にする役職者がいたとしても、それは本人だけの問題ではありません。
その様に思わせてしまっている何かが、会社や組織の中にはあるのかもしれません。
そして、実際に責任のある仕事が増えることになる役職者に対して、それ以上の報酬(経済的報酬、社会的報酬、心的報酬)が十分に提供出来ていなければ、役職者であることに対して疑問を感じるのも無理はありません。
なぜ、役職に就くことに対して魅力を感じないのか?
これを会社や組織全体の大切な問題として、全員で話し合うことが解決の第一ステップですね。
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